勉強で欠かしてはいけないツボ
勉強はしているのにテストで点数が取れない・・・
塾に行っているのに、ぜんぜん成績が伸びない・・・
このような悩みや不安を持っているなら、
その子の勉強は、ツボをはずしているのかもしれませんよ!
こんな子は勉強できない??
ノートを見れば、その子が勉強をどう考えているのかわかります。
字がぐちゃぐちゃで読みにくいノート・・・①
詰めつめにぎっしり文字を書き込んであるノート・・・②
ノートの余白にマンガなどを落書きが書き込んであるノート・・・③
問題を解いたのに、答えあわせをしてないノート・・・④
一見キレイにカラフルに多色で書き込んであるノート・・・⑤
いろいろなノートがありますね。
①の「字がぐちゃぐちゃ」の場合は、要注意です。
字が汚い子は、文字をイイカゲンに扱っているので、
書くこと・読むことに意識が集中していません。
つまり。読む力や文章を書く力が育たないのです。
文字を丁寧にきちんと書く子は、書くときにも、読むときにも、
書いてある内容を理解しようとしています。
「字がぐちゃぐちゃ」の子は、マスノートを用意して、
にらがな・カタカナ・漢字を、
一文字一文字、きちんと書く練習をさせてあげてください。
しばらくきちんとした文字を書く練習をさせると、
勉強するときの気持ちが落ち着いて、
書くことに集中することで、
内容を理解しながら書く力が養えます。
②の「詰めつめにぎっしり文字を書く」場合は、
書く文字が小さすぎることが多いです。
女の子に多いようですが、
文字がしっかりと、きちんと書かれてあれば問題ないです。
あまりに詰めつめで、自分でも読みにくいような書き方だと、
ただ書いただけ、ということにもなりかねません。
読みやすいノートであればOKですが、
読みにくいノートの場合は、
レイアウトも考えながらノートを作るようにしましょう。
③の「余白に落書き」が書いてあるノートの子は、
「集中力がない」か「欲求不満」の場合が多いですね。
集中力がないのは、勉強に関心がないことが多いです。
欲求不満の場合は、勉強以前の問題ですので、
ご家庭で、できるだけ多くコミュニケーションをとりましょう。
とんでもない不都合なことを考えていることもありますから・・・
④の「答えあわせがしていない」場合は、
その子は「勉強の仕方そのものがわかっていない」のです。
「やれば、いいんでしょ!」的な考えで勉強しています。
そのままでは、どんどん勉強ができなくなっていきます。
⑤の「多色を使ったノート」の場合は、
「キレイにまとめよう!」という気持ちがあります。
勉強しようという意欲はある子ですね。
でも、あまりにカラフルなノートだと、
見にくいノートになってしまうことがあるので、
せいぜい3色ぐらいでまとめるようにしましょう。
その子の性格に合った勉強法で、ツボをはずさないで!
ノートを見れば、その子の性格がうかがえます。
その子に合った勉強方法でいいのですが、
勉強するということは、
「理解をする」・「記憶する」の2つがツボです。
小学生や中学の低学年の子は、
「理解をする」ということが、わかっていない場合が多いですね。
だから、「ドリル」などで、「何回も繰り返し練習する」という
勉強方法が有効です。
繰り返し練習をすることで、理解が深まることを期待する勉強法です。
ここです。
ドリルで何回も繰り返し練習する目的は、
「理解を深める」ためにする勉強方法なのです。
この「理解を深める」をチェックしないで、
「○○回やりました!」で終わってはいけないのです。
時間をおいて、「ちゃんと理解して覚えたか」を確認しましょう。
この確認がないと、「やっただけ」の勉強で終わってしまいます。
中学生で、「私は歴史が苦手で・・・」とか、
「天気の変化がよく分からない!」とか言う子がいますね。
こうした場合は、教科書を何度も読み返して、
理解を深めてから覚えるようにしましょう。
例えば、歴史の場合ですと、
鎌倉幕府の滅亡 ⇒ 後醍醐天皇の建武の新政 ⇒ 武家政治の否定と
公家重視の政策 ⇒ 武士の不満 ⇒ 足利尊氏の挙兵
といった、「歴史の流れ」を理解してから、覚えるようにします。
これが「理解をする」・「記憶する」の勉強方法なんです。
この「理解と記憶がともなった勉強」であれば、
勉強方法や勉強時間などは、
その子に合った方法を見つければ、
必ず、勉強はできるようになります。
ヤミクモに「ガンバル」だけではダメですよ!