朝食と夕食の思い出！

私の塾では、定期試験の期間中には、朝５時から教室を開けて、仕上げのチェックをしてもらいます。

近隣には２つの中学校がありますが、どちらも徒歩10分ほどで行けますので、8時までの3時間ほどの学習になります。

私は朝4時頃に教室へ行き、ご飯を炊いて、朝食のお握りと豚汁などの汁物を作って生徒を迎え入れます。これを目当てに早朝特訓に来る子もいるようですが、それはそれで良いことだと思います。とにかく勉強だけは真剣にやってくれるので、成果にもつながっていると思いたいです。

お盆休暇や年末になると、全国に散らばっている卒業生たちから「飲み会」の招待を受けます(結構な出費なので、招待かどうかは微妙ですが＾＾；)。

そんな時に話題になるのが、早朝特訓にお握りと味噌汁のことです。季節の野菜をたっぷりと入れて作りますので、「あれは懐かしいね！」とか「うまかったなぁ！」と話が弾みます。

「復習が足りないところも、朝特訓で追い込めたので、どんどん成績が上がりましたよ！なんせ、不安なところは先生にすぐに聞けたしね！今でも続けているのですか？大変でしょう、僕らにはありがたかったけれども・・・」

「夕食もうまかったなぁ！特にチャーハンは、お店で食べるよりもうまかったよ！俺、先生に作り方を教えてもらったでしょう。東京でも、自分で作って食べていますよ！」

「バリが最高だったよ！あの堅い焼きそば麺に餡がかかっているやつ。豚肉・白菜・人参・しいたけ・きくらげ、いろんなものがイッパイ入っていて、大好物でした！」

「塾長のラーメンのこだわりは、すごかったね！“麺は泳がせ！”って、鍋につきっきりで茹でてくれて、スープも鶏ガラでとってあって、抜群の旨さだったね！」

中学で入塾した子のほとんどが、高校生になっても来てくれているので、6年間は、いろいろな食事を塾で食べている子が多いのです。みんなに好評なのはいいのですが、費用も結構かかっているのですが、喜んでくれるので、あまり気にしません！

特に、運動系の部活の子達は、学校から直行で塾に来るので、毎晩、塾で食事をする子もいました。

「私は、陸上部だったから、毎晩、塾で食べていたよ！家で食事は朝食だけだもの！お母さんからは“あんたは、誰の子？”なんて冷やかされていたくらいよ！夜の11時くらいに家に帰って、お風呂に入って、寝て、朝ごはん食べて、学校へ行って、こんな毎日だったわ！おかげで一橋へ行けたのだけど！」

「俺なんか、中学であんまり勉強できなくて、三流高校だろ。だけど、高校では勉強頑張ったから東京理科へ行けたんだ。この塾に入っていなかったら、今の俺はないよ！今はニューヨークへ年に3回ほど出張で行くけど、向こうでチャーハン作って食べさせてやると、中国の人が、うまい・うまいと言って大好評だよ！仕事もうまく回るしね！先生に教えてもらったおかげだよ！」

もうすぐ8月。「お盆休みには帰るから、また先生、飲もうね！」と、今年もお誘いを頂いています。感謝するのは私の方です。とても勇気づけられて、今を頑張っていられるのですから！！