「感じること」と「考えること」
今月から学習塾の講師に戻りました。
前からいる生徒もいれば、新しい生徒もいます。
「勉強とは、考えることである!」と、塾長は言い続けてきていますが、どれだけ皆さんが理解をしていることやら、まだわかりませんが、毎月「〇月度のお知らせ」というプリントが配られるのですが、なぜか何年か前の内容が頭を離れません。
(前略)
ところで、皆さんは自分のことをどの程度気づいていますか?「感じること」と「考えること」の違いをご存知ですか?
私たちはいつもいろんな事を感じています。「楽しいなぁ」「嬉しいなぁ」「辛いなぁ」「嫌だなぁ」等々。
「感じること」は、自分の自然な気持ちですので、本音です。「考えること」は、感じたことに色々修正を加えたものですから、建前でもあります。感じた気持ちを大切にして行動するほうが“楽”ですが、それゆえに、感じる心が鈍くなる人もたくさんいす。感じる力を強めることは、気づく力を強めます。
皆さんは、今、どのように生きていますか?日々の行動は、考え方はいかがですか?積極的な方ですけか、それとも控えめですか?自分のことはどの程度好きですか?考え方はプラスですか、マイナスですか?人に対して、異性に対してどのように思っていますか?良いとか悪いとかではなく、ただ気づいてください。人間はいくつになっても、生きている限り、新しい気づきがあります。中途半端な生き方をしないためにも、新しい発見をしましょう。
「成長しなさい!」と言われても、何からスタートすればいいのかわかりません。まずは自分の気づきを深めて、自分の良いところと課題を見つけてください。そして「良いところを大切にする」ようにして、「課題を修正する」ことで、今以上に素晴らしい人生が歩めると思います。
(中略)
もうすぐ定期試験を迎えます。最近の定期試験は、学習したはずのもの、教科書とか問題集から出題されます。そうであれば、十分な復讐をして、理解を深め、繰り返し問題を取り組み、自分の中で定着させれば、満点だって夢ではないはずです。しかし、現実はそうなっていません。どうしてでしょう?それが皆さんの「課題」なのです。自分のことを知りましょう。そして、この課題を少しでも週でいして、乗り越えましょう。私と沙希先生で、その手助けを、精一杯、していきます。
(後略)
昔は、サルでも“反省”をしていましたね(笑)
でも、最近の子供たちは、言いっぱなし、やりっぱなし、思いっぱなし、考えっぱなしの人がほとんどのように思いませんか?
ですから、試験で得点が良くなくても、それっきりで、ほとんど改善されることがありません。
塾長の言葉を借りれば、「お父ちゃんやお母ちゃんは、一生懸命稼いでなんぼや。それで君たちが生活できるのでしょう。君たち学生は、点を取ってなんぼやろぅ。」と言えますね。
少し意識を変えるだけで、子供たちの成果は、まるで違ったものになります。何人かの生徒は、その心持ち、意識を変えただけで、みるみる成績を上げてきました。どうすれば、全ての子供たちに、この意識を改善させられるのか?それが私たちの課題でもあるのです。まだまだ、頑張らなくっちゃ!!