耳垢のはたらき
沙希はただいま、とある病気で入院中なんです。
ですから、なかなかブログにも投稿できない日々が続いています。
塾の方では、塾長が奮闘しているので、
生徒諸君は大丈夫だとは思いますが、
これでも副塾長なので、
責任を感じています。
(もうしばらく、何もできませんが、涙・涙)
最近、雨が降らなくて、乾燥注意報が連日出されています。
そのせい(だと、勝手に思っていますが)なのか、
耳がムズムズかゆくて、
売店で「耳かき」を購入して、
時々、ホジホジしています。
耳の掻きすぎはダメ!
「沙希さん、よく耳を掻いているけど、掻きすぎはダメですよ!」
って、看護婦さんに言われました。
「でもね、ムズムズするので、ついついやってしまうのですよ!」
「耳垢にも、ちゃんと働きがあるのですよ!」
「え、え~っ!!。。。耳垢に働きですって??」
生まれて初めて、耳垢に働きがあることを聞きました。
だってそうでしょう?
耳垢なんて、取ってきれいにしておくものだと思うでしょう?
耳垢ってなんでしょう!
看護婦さんに、どういうことなのかを聞きました!
耳の穴の中の皮膚は、鼓膜の中心から外へ移動します。
それが、耳の入口付近で剥がれ落ちて、
耳垢腺(じこうせん)から出る分泌物やチリ、ゴミが混じって
耳垢となるのです。
耳の中の皮膚の残骸なんですね!
耳垢はゴミなどの侵入を防ぐ
分泌物で適度な粘着性を帯びた耳垢は、
耳の穴に侵入したゴミやホコリを吸着します。
そして、耳の穴の皮膚が外へ外へと流れて、
それらを耳垢として運び出してくれるのです。
さらに、耳垢の成分には苦味や臭いがあって、
昆虫の侵入を防いでくれるのです。
鼓膜の保護や潤滑
耳の穴の中も鼓膜の外側も、
比較的薄い皮膚組織で構成されています。
耳垢は、それらを物理的に保護して、
分泌液によって湿潤に保ってくれています。
そして、耳垢の成分は酸性なので、
抗菌作用も持っています。
耳垢そうじの危険を知ろう
耳垢は、外へ外へと出てくるので、
耳の入口から、およそ1.5cmより手前にしかありません。
ですから、それより奥を掻きすぎると、
弱い皮膚を傷つけてしまい、
細菌やカビに感染して、外耳炎を起こしてしまうことがあります。
耳垢の掃除は「自浄作用」があるので、
月に1・2回で充分だそうです。
知らないことばかりでしたので、投稿しました。
「そんなもん、いらんでしょう!」と思っていることでも、
それぞれに働きがあるのですね。
ちょっと徳した気持ちになりました(笑)