合格する中学3年生の夏休み
中学3年生が、高校入試で合格するためには、
夏休みの過ごし方が、とても大事になってきます。
部活を引退してから
特に、運動系の部活動をしていた中3生は、
大会が終わって、ホッとしている時ですね。
ここで、2つの注意することがあります。
ひとつは、
それまで打ち込んできたことがなくなって、
心の空白ができてしまうことです。
部活で、厳しいトレーニングをしていた時には、
それ自体が自分の目標となっているので、
心の大きな支えになっていました。
その支えがなくなったことで、
「何をしていいのか分からない」
状態に陥ります。
勉強はもちろん、何にも関心が持てずに、
水中でもがき苦しむような時間を過ごす、
まるでブラック・ホールにでも落ち込んだような
状態に陥ることがあります。
そうなってしまったら、
2~3日は、思いっきり体を動かしましょう。
近くの山へ上ってみたり、
海や川やプールで泳いで見たり、
郊外へサイクリングに出かけたり、
もう一度、体を目覚めさせてから、
次の目標を考えて見ましょう。
次に、パラダイス現象にハマルことです。
開放感から、ここぞとばかりに、
夜更かしをしたり、
テレビやゲームに夢中になり、
マンガを読みまくり、
冷たいものをとりすぎたり、と、
それまで、できなかったことに夢中になり、
生活習慣が乱れてしまう。
こうなってしまうと、
なかなか復元は難しくなってしまいます。
規則正しい生活と勉強
少しの油断から、生活は乱れがちになります。
栄養のバランスの偏りから、夏バテにも注意しましょう。
規則正しい生活は、早起きから始まります。
早起きを心がけると、早寝をするようになります。
そうして、規則正しい生活習慣を築くことができます。
朝起きてから2~3時間が、脳がいちばん活性化します。
ですから、午前中は、
英語や数学・国語といった、
思考力や判断力を必要とする教科にあてます。
午後は、理科や社会などの暗記科目の勉強に最適です。
昼食後は、少し眠たくなるかもしれません。
その場合には、10分からせいぜい30分以内の、
お昼寝を取り入れましょう。
疲れた心と体をリフレッシュできます。
夜は、テレビを見たり、
家族と団らんをして、
リラックスしましょう。
この時間に勉強をするのであれば、
その日に勉強した復習をするようにしましょう。
復習なら、あまり緊張感を感じないでできます。
単語を覚えたり、年号を覚えたりする
暗記ものの勉強は、寝る前が最適です。
でも、あまりやり過ぎないようにしましょう。
夏を制する者は、受験を制する!
昔からよく言われていますが、それは事実です。
夏休みの、自由に使える時間をうまく使うと、
学校の授業がある平日の何倍もの勉強ができます。
高校の「一日入学体験」に出かけて、
学校行事や、卒業生の進路などを聞くのもいいでしょう。
モチベーションを高めることができます。
規則正しい生活を築き、
果敢に勉強と取り組み、
有意義な夏休みとなるように、
ガンバってください。