教科書を7回読むだけで、断然トップになれた!
「教科書を7回読むだけで、断然トップになれた!」という、
弁護士の山口真由さんの記事が、
PRESIDENT Onlineに掲載されていました。
山口真由さんの教科書読みとは
注:『 』内は、記事より抜粋しています。
『教科書を7回読むことで、定期試験に出る範囲の内容を反復して
自分の内側に入れて、試験ではその一部を吐き出すというか、
再現するような作業なんです』
私は、その気持ちをよく理解できます。
高校時代に、日本史と世界史の教科書を、何十回(もっとかもしれません)と
読み込んで、教科書の縁がゾロゾロになってしまって、
めくれないほどになりました。
それぞれの教科書の2冊目を買い込んで、さらに読み込みました。
その結果、定期試験や実力テスト、模擬テストでも、
かなりよい点数をあげられるようになりました。
教科書読みで効果が大きいのは、社会や英語、国語や生物・地学です。
覚えることを、きちんと理解して覚える科目、こういった科目には、
絶大の効果を表します。
厳しい塾の先生が教えることは
「いいですか。たとえ15分でも20分でも、
時間を見つけることはできますね。
時間を作って、毎日、教科書読みをしなさい。必ずしなさい。」
これが、先生の口癖のように繰り返されます。
塾の学習レシピは、
英語:教科書の復文を必ずできるようにする。
問題演習は、その後にやりなさい。
数学:まず教科書の説明・問い・問題をやります。
問題演習は、その後にやりなさい。
国語:教科書の本文を、繰り返し読みなさい。
漢字・文法も忘れないように。
理科:写真や絵・グラフなどを確認して、教科書を繰り返し読む。
問題演習は、その後にやりなさい。
社会:写真や図を確認して、太字の用語に注意して教科書を読む。
問題演習は、その後にやりなさい。
こんな簡単なレシピですが、その中心にあるのは「音読」です。
この塾では、7回なんて指定はしていません。
何回でも、繰り返し、繰り返し読みなさい、と言われます。
私たちの時代(ずいぶん古い話ですが)では、
生徒たちは「義務感」を持って、教科書読みをやりました。
塾から帰って、お風呂に入って、それから教科書読みです。
夜の1時くらいになるときもありました。
ある生徒の親が、
「夜中まで勉強させないといけないんですか。睡眠不足になります。」と
先生に苦情を言いました。
先生は、親を叱りました。
「子どもが、ガンバってやろうとしているのに、
支えにならないといけない親が、文句を言ってどうするんだ(怒)。
自分の子どもを褒めてやれ。ええか、褒めてやれ!」
いつもの怖い先生でした。が、生徒への想いを強く感じました。
先生は、生徒たちの「うわべの弱点」ではなくて、
「本質的な弱点」を見抜いていて、そこを変えようとしていたのですね。
中1の3月に入塾してきた同級生は、
五教科合計100点台の成績でした。
その人が、教科書読みを徹底的に繰り返して、
地域の2番目の高校に進学することができました。
勉強の基本は“教科書読み”です
教科書は学習の基本が詰まっています。
最近の生徒は、教科書をおろそかにして、
問題演習ばかりやっています。
それも、5回・6回と繰り返すのならまだしも、
1回か2回で「やった~!」で終わります。
これでは、理解もできないでしょうし、定着もしませんね。
やはり、教科書を何度も繰り返して読むことで、
教科書の内容の理解が深まりますし、記憶もできます。
7回と言わず、10回でも20回でも、教科書を読むといいですね。
あなたのお子さんは、教科書を読んでいますか?
読んでないようでしたら、さっそく始めさせてくださいね。
関連記事