初詣の正しい参拝の仕方をもう一度チェックしましょう
初詣に出かけられる方も多いでしょうね。
人がいっぱいで大変だから「私は、行かない!」という人もいれば、
「初詣に行かなきゃ、1年が始まらない!」という人もいますね。
除夜詣と元旦詣
私は、除夜の鐘を聞きながら、まず、地域の神社へお参りに出かけます。
これを『除夜詣』といいます。本来は、その家の家長が祈願のために、大晦日の夜から元日の朝まで、氏神様の社に籠る習慣からきているのですが、今では、家族ずれで参拝される方が多いですね。
元旦の朝に参拝するのは『元旦詣』といいますが、これが今では一般的に「初詣」といわれています。
除夜に一度、氏神様に参拝して、一度家に帰り、元旦になって再び参拝する、という方も多くみえます。これを「二年参り」というのですね。
礼儀は鳥居をくぐる時から始まっています
鳥居をくぐるときは、鳥居やしめ柱の前で一度停止して、軽い会釈をしてから内側に入ります。深々と頭を下げる必要はありませんよ。
参道を歩くときには、中央を避けて歩きましょう。参道の真ん中は「正中」と呼ばれ、神様の通り道とされているからです。
ちなみに、右側通行で歩くときには「右足から」入り、左側通行で歩くときには「左足から」入るのですよ。
神殿の前に「手水舎」があります。手水(ちょうず)で手や口を清めるためです。
その手順ですが、
- 柄杓(ひしゃく)で水をすくい、まず左手を洗います
- 柄杓を持ち替えて右手を洗います
- もう一度柄杓を持ち替えて、左手の手のひらに水を受けて口をすすぎます
- 柄杓に水を入れて、縦にしながら、柄杓の柄を洗います
神前に立つ時には、できるだけ中央には立たないようにしましょう。
そして小さく一礼します。
お賽銭を入れます。投げ入れる人が多いのですが、お賽銭はお供え物の代わりなので、投げ入れないで、そっと入れましょう。金額の多少は、気持ちの問題ですから、気にしなくてもいいですよ。
鈴を鳴らすのは、1回だけ。魔除けや清めのためなので、ジャラジャラと何回も鳴らすのはいかがなものでしょう。
拝礼は『二礼二拍一礼』といわれます。2回お辞儀をしたあとに、2回柏手を打って、お願い事をしてから、最後にもう1度お辞儀をします。
拝礼が終わったら、帰り際に鳥居をくぐってから、鳥居に向かい直して、再度一礼しましょう。
初詣の帰り道は、寄り道しないで帰りましょう。せっかく清めて福を頂いたのに、どこかに落としてしまうといけないからです。
これが正しい参拝の方法です
知っているようで、できていないのが「礼儀作法」というものですね。これを読めば、神様に失礼のない参拝ができますよ。ちゃんと覚えて礼儀正しく新年を迎えましょうね。