スルメイカの不漁!
道東では10分の1
北海道のスルメイカ(マイカ)漁が、極端な不漁だそうです。
道南の函館市水産物卸売市場での取扱量は過去10年で最低です。
6月1日の漁の解禁から10月20日までで、1,043トン。
過去10年で最低だった一昨年の1,536トンを大きく下回っています。
道東3港である釧路・十勝・厚岸の水揚げ量は505トン(20日現在)。
前年同時期の1割以下だそうです。
北部の羅臼漁協でも、前年比97.4%減の88トンだった。
不漁で高騰
函館市場での卸売キロ単価は、
昨年までの10年間で月平均196円程度で推移していたが、
今年10月は841円に上昇しています。
産卵域である東シナ海の水温が下がっているため、
産卵域が縮小し、
日本への回遊量が減っているそうです。
ということは、
今年の水揚げ量が好転することはなさそうです。
大好きな“イカの塩辛”はどうなるの?
新鮮な細切りしたスルメイカの胴肉・頭脚肉に、
肝臓(わた)と塩を加えて、
撹拌しながら漬け込んだのが“イカの塩辛”です。
2~3週間すると生臭味がなくなり、
肉質も柔軟性を増し、
旨みや香りが出てきます。
熟成中に、イカのタンパク質が分解され、
古くからある『発酵食品』の代表的な食べ物です。
発酵食品が健康食品であることは、広く知られています。
そうです。納豆と塩辛は、沙希の健康に欠かせないのです。
「値上がり分は、製品価格に転嫁せざるをえない。」
「この値段では商売にならない。来年には店をたたまなければならない。」
という、生産者さんの声が聞こえます。
自然には逆らえないけれど、
なんとかならないのかしら!