沙希の見たまま、思ったまま!

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失敗しない大学受験生の夏休み

来春大学受験をひかえる高校3年生にとっては、

この夏休みは、まさに「天王山」となります。

 

失敗しないためには、どんなことに注意すればよいのか?

いっしょに考えてみましょう。

 

ターゲットを絞る!

 

目標とする大学をまだ決めていない方が多いと思います。

「どこかに合格できればいいや!」という安易な気持ちでは、

上位校への合格は難しいでしょう。

 

私は高校入学時から「外国語学部」に絞っていましたから、

初めから、志望校に必要な科目を重点的に勉強しました。

2年生までに、必要な科目を入試レベルまで上げることに専念し、

3年の夏休みは、志望校の過去問を繰り返し解きました。

 

しかし、志望校が決まっていない場合は、

これから本格的に勉強を始める方も多いでしょう。

 

ターゲットを絞るためには2つの視点があります。

 

《志望校を早く決める》

どうやって志望大学を選択しますか?

実は、身近な人の出身校や、人づてで聞いた話とか、

些細な経緯で決めてしまうことが多いようです。

 

まず、学部を決めなければ大学は決まりません

理系か文系かは、おそらく決まっているでしょう。

文系なら、経済学部・経営学部・社会学部・国際学部など、

さまざまな学部があります。

少し「大学の学部」を調べてみましょう

福祉学部は理系?文系?

最近の人気の看護学部は、一般的に理系と思われていますが、

文系科目でじゅうぶん合格できますよ。

 

こうして、学部を調べることで、志望大学の選択に近づけます。

 

志望大学がおおよそ決まれば、目標得点もおおよそ決まります。

目標(ターゲット)が決まらないと、勉強のポイントが分かりません

 

《基礎力の充実と弱点補強》

英語の語法問題は、何を考えればいいのかわからない。

数学の指数・対数がさっぱりできない。

漢文の問題は、いつも半分以下しか点にならない。

生物のエネルギー循環が、何がどうなっているのか分からない。

日本史では、時代錯誤が起きてしまって、よく間違える。

 

これまでに受けてきた「模擬試験問題」と「実力テスト問題」を、

一通り目を通すことで、自分の弱点が浮き彫りになりますね。

そこに、勉強の重点をおきましょう。

 

 広げすぎないのがポイント!

 

志望大学が決まっていない方や、

受験勉強をこれから始める方は、

すべての科目を一度に復習しなおすことをしがちです。

 

すべての科目と取り組むには、時間が足りません。

ここでもターゲットを絞りましょう。

 

センター試験の過去問を利用する》

模擬試験や実力テスト問題とともに、センター試験も利用します。

 

センター試験は、基本的な良問が出題されていますので、

私立大学志望の方も、基礎の確認に利用できます。

 

よく、「赤本」とか「黒表紙」とかを買い込む方がいますが、

使いにくいのでやめましょう。

「東進ゼミナール・過去問データーベース」に登録すれば、

ダウンロードできますので、プリントして使えます。

詳しい解説も付いてますので、自学自習できますよ。

 

1週間ほどかけて、2~3年分の過去問を解いてみます。

必ず、時間を計ってやりましょう。

そうすると、

現時点での自分の得点力が分かります。

さらに、

何ができて、何ができないかが明確になります。

 

つまり、ターゲットの絞込みができるのです。

 

 

《できない科目・単元を集中的に補強する》

ターゲットの絞込みができたら、

それぞれの科目の、その分野を徹底的に補強します。

 

教科書を中心に、学校で使ってきた問題集を使います。

これまでに使っていた教科書や問題集なので、

使いやすい、読みやすいはずです。

5回・6回・・・10回と、徹底的に繰り返して、

狙った分野を完全にマスターしてしまいます。

 

ここで、仕上がりがいい加減だと、

いつまでも“できない”単元として残ってしまいます。

完全マスターをしてしまうことが、コツです。

 

あまりにも科目や単元が多い場合は、

その中でも最も苦手なもの、いつもできないものに絞ります。

 

『できた分だけ得点が上がる』ことが目標です。

 

秋からの勉強につなげる!

 

ここで完全マスターできた科目や単元は、

秋からの模擬試験や実力テストで習熟度が分かります。

 

完全マスターできた科目・分野は、

少しの努力でレベルアップをすることができます

 

秋からは、また違った苦手・弱点分野を見つけて、

一つ一つ完全マスターをしていきます。

 

どんどん苦手・弱点分野が克服されていき、

総合得点力を上げていくことができます。

 

ポイントは『完全マスター』です。

「何回繰り返せば、完全マスターできるのか」を知ることは、

この先の勉強の成果を確実に引き上げます。

 

夏休みは、すべてをカバーするためにあるのではありません。

「秋からの勉強に、どれだけつなげられるか」のために、

意識を集中して取り組んでください。

 

 

 

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