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沙希の見たまま、思ったまま!

沙希が見たまま、思ったままの気持ちや感想を、お伝えします!

中高一貫教育に潜むワナ!

中高一貫教育女子高へ通っている母子が塾に来ました。

中高一貫なので、もっと学力がつくと期待していたのですが、

 なかなか成績が伸びません。学校そのものも、推薦で大学へ

 進学する人が多いので、この先が不安です。」

 

今、中学2年生が終わろうとしている女子です。

成績はクラスでも学年でも、全体の3分の1くらいのようです。

全国模試を受けてみたら、偏差値が40台の後半だったので、

この先が不安なので、公立の中学へ転向して、公立の高校へ進学

させたいとの意向でした。

 

中学受験の勉強が間違っていた!

 

中高一貫校へ進学するために、小学5年生から塾へ行かせたのです。

そこでは、がんばって勉強して、いい成績が取れていたので、

受験して、見事に合格しました。

 

しかし、中学からの勉強が、なかなかうまくできません。

 

英語と数学の学力判定テストをやってもらいました。

基本的な問題でも6割程度の正答率です。

 

塾の先生は、その子の母親に説明しました。

中学受験に向けての勉強は、特に算数では、奇問難問を解きます。

 それは、子供の成長に応じて論理的な考え方を教えるのではなく

 問題のパターンと解き方の特殊な方法を覚えこませる勉強です。

 これは、基礎学力の養成と結びつかないことが多々あります。」

 

目先のテクニックばかりを詰め込んで、合格できたとしても、

基礎学力が伴っていないことが多いので、

中学に入ってから、落ちこぼれる可能性がでてきます。

 

先生は、中学の勉強を、もう一度やり直すことを提案しました。

 

 

復習の仕方に納得です!

 

まず、中学の数学の1・2年分野の復習です。

 

正負の数、文字式、方程式と進めていきます。

次に、関数にはいかない。

2年生の式の計算、不等式、連立方程式へと進めます。

計算をしっかりと練習して、一歩一歩力をつけさせるのです。

 

その後に、文章問題を考えさせます。

 

 次に関数です。

比例・反比例、1次関数と進めます。

ここでも、関数の基本をしっかりと学ばせます

 

次に図形です。

作図、平面図形、立体図形、三角形と四角形、合同と進めます。

 

ジャンルをきちんと分けて勉強しないと、理解が阻まれ、

短期間に学力を伸ばすことが難しくなります。

 

 

次に英語の復習です。

キリスト系の学校なので、プログレスで比較的高度な

英語学習をしてきたようです。

しかし、あまりにもコミュニケーションに偏った勉強で、

基本的な文法などの理解が浅いようです。

 

先生の指導は、

公立の中学校で使っている教科書を、ゆっくり、何度も

 読みましょう。

ひたすら読むだけです。

 

彼女は1冊を1時間ほどで読みました。

「内容は、だいたい理解できますね。」

「はい、だいたい分かります。」

「それでは、もっと繰り返して読んでください。」

 

彼女は3日間、1年生用の教科書をひたすら読みました。

 

先生の指導が始まりました。

He is in the basketball wheelchair.

この文の主語は何ですか?動詞は?in以降はどんな働きですか?

 

教科書の大事な英文のすべてで、このような質問をします。

初めは、「補語」とか「形容詞」「副詞」という言葉が

使えなかった彼女ですが、どんどん使えるようになりました。

 

こうして、中学2年生の教科書までをすべて勉強しました。

 

一人ひとりに合った勉強方法がある!

 

塾の先生は、一度に10名ほどの生徒の指導をします。

 

一人ひとりが勉強方法が違います。

 

それでも、こんな密度の濃い指導をします。

 

「勉強したいと思っている子、点数を取りたいと思っている子、

 みんなそれぞれ問題点は違います。それをきちんと見つけて、

 その子に合った勉強を教えてあげれば

 必ず成績は上げられます。」

 

「僕にできないのは、

 勉強をやりたくない子、

 楽をしたい子、手を抜きたいという子、

 こういう子の成績を上げることは、できません。

 

この女子生徒は、その後、この先生のもとで勉強を続け、

地域トップの公立高校へ進学できました。

 

生徒をたくさん集めて、画一的な授業を押し付ける塾が多い中、

この先生は、ほんとうに困っている子に、

救いの手をさしのべているのです。