高1GAPをクリア・・・英語の予習の仕方
高1GAPクリア、英語の予習ノートの作り方
高1GAPをクリアするためには、春休みからゴールデンウイークが始まるまでは、徹底的に予習をしましょう、と書きましたね。
英語の予習は、文字で書くだけでは分からないかな?
って思うので、具体的に示すことにします。
参考になさってください。
その前に、「英語の基本五文型」と「要素の記号」は理解できていますか。
[英語の基本五文型]とポイント
第一文型:S+V 自動詞(目的語をとらない動詞)
第二文型:S+V+C 自動詞(補語をとる):S=Cが成り立つ
第三文型:S+V+O 他動詞(目的語をとる動詞)
第四文型:S+V+O+O 他動詞(授与動詞とも言う):「人→物」の語順
第五文型:S+V+O+C 他動詞:O=Cが成り立つ
[要素の記号]
主語S : 述語動詞V : 補語C : 目的語O : 修飾語M
ノートの左ページに英文を4行おきに書く
ある教科書のLesson1を例にとります。
①Dear John,
②You left us before I was born, but now I would like to write to you.
③ I went to Hiroshima last summer.
④Before I went there, I was not so interested in war or the history of Hiroshima.
⑤When I visited Hiroshima, I learned a lot about its history.
⑥That experience changed me.
⑦ In Hiroshima at 8:15 a.m., August 6, 1945,
・・・・・・・ 以下省略 ・・・・・・・
文型をとって訳し下し文を書く
①Dear John,
②You / left / us <before/ I was born>,
S V O M S' V'
あなたは 去った 私たちから 私が生まれる前に
[but] now / I / would like to write / to you.
M S V M
しかし 今 私は 手紙を書きたい あなたに
③ I / went / to Hiroshima / last summer.
S V M M
私は 行った 広島へ 去年の夏に
④<Before/ I went there>,
M S' V' M'
私はそこへ行く前は
I / was not so interested / in war or the history of Hiroshima.
S V C M
私は それほど興味はなかった 戦争や広島の歴史について
⑤<When/ I visited Hiroshima>, I / learned / a lot / about its history.
M S' V' O' S V O M
私が広島を訪れた時 私は 学んだ たくさん その歴史について
⑥That experience / changed / me.
S V O
その経験が 変えた 私を
⑦ In Hiroshima at 8:15 a.m., August 6, 1945,
・・・・・・・・ 以下省略 ・・・・・・・
ノートの右ページに和訳を書く
ノートの右ページには和訳を書きましょう。
和訳は、授業中に自己添削を書き込めるように、1行間を空けて書きます。
①(親愛なる)ジョンへ
②あなたは、私が生まれる前に、私達のもとを去っていきました、
しかし今、私はあなたに手紙を書きたいです。
③私は去年の夏に広島に行きました。
④私はそこへ行く前には
私は戦争や広島の歴史についてそれほど興味がありませんでした。
⑤広島を訪れた時に
私は広島の歴史についてたくさん学びました。
⑥その経験が私を変えました。
以下の余白は「授業メモ」として使います。
文型をとれるようになろう!
高校から大学受験に向けての英語の勉強では、
文型をとれるようになる必要がありますよ。
というのは、英語の文法は、
「要素の中のルール」と「要素間のルール」と、
大きく分けて考えると、とても理解がしやすいからです。
次の問題はセンター試験で出題されたものです。
(a) Kate speaks English very fast,
I've never heard English ( ) so quickly.
① speak ② speaking ③ spoken ④ to speak
(b) She was seen ( ) into the theater with her boyfriend.
① go ② going ③ gone ④ went
英語の問題は、「何が問われていて」「どう考える」「だから・・・」と
考えられれば、必ず正解が得られます。
(a)の問題は、I (S) have never heard(Vで知覚動詞)English(O)
と文型をとれば、知覚動詞のSVOCの文型でOCの関係が出題の
ポイントであることが分かります。
知覚動詞のCには、原形不定詞、現在分詞、過去分詞がきます。
「英語が話される」のだから spoken を選ぶんですね。
(b)の問題は、She (S) was seen (Vで知覚動詞の受動態)
と文型をとれば、知覚動詞の受動態では、
to-不定詞、現在分詞、過去分詞がきます。
goは自動詞なので、過去分詞はありえません。
だから、going を選べばよいのですね。
英語の問題は、このように理由を成り立たせて考えられる
ように勉強すれば、高いレベルの得点力が身に付きます。
ですから、教科書の英文を予習する時には、必ず文型をとる、
取れるようになる、勉強をしましょう。