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沙希の見たまま、思ったまま!

沙希が見たまま、思ったままの気持ちや感想を、お伝えします!

“やる気”を保てた子

30年以上も進学指導をしてきましたが、

今年ほど大変な年はありませんでした。

でも、今年ほど感激したこともありませんでした。

偏差値41からの大逆転

3年生になって初めての全国模試で、偏差値41。

まじめに、きちんと学習を続けてきている子なのに、

「どうして、成績が上がってこないのでしょうか?」

本人も、さすがに“焦り”を感じているようだったようでした。

 

5月のゴールデン・ウイークに

「せっかくの連休なんだから、塾で勉強してみますか。」

と誘ったら、

「はい、お願いします。」

と、即答でした。

 

『必ず原因はあるはずだ!それを見つけてあげよう!』

 

朝の9時に塾に来て、夜の10時に帰宅する。

昼食はお弁当を持ってこさせ、

夕食は私が作ってあげる。

 

個別指導塾なので、私は教材を作りながら、

隣の席で勉強をしてもらいました。

 

英語と数学の成績が良くないので、

センター試験の過去問3年分と取り組んでもらいました。

 

「時間を測ってやりなさい。今、できる力をすべて使って、ね!」

 

2割ほどしかできません。

1問づつ私に説明をしてもらいました。

これまでの記憶と知識に頼って、一生懸命解こうとしています。

 

「出題のネライ」をわかろうとしていません。

「なぜ、そういう問題が作られているのか」をわかろうとしていません。

 

連休中に3年分と取り組んでもらい、

夏休みまでほとんど毎日、塾に来てもらい、

それらの問題の「ネライと出題方法」を説明しました。

 

ほんとうに真面目な子で、

私の説明をメモして、あとからノートにまとめていました。

 

夏休みにも、朝9時から夜10時まで、毎日ガンバってくれました。

社会や理科は、普段からTLTソフトを使っているので、

時間をかければ合格点まではいけるので、英語と数学に集中しました。

 

「この問題は、こういうことが出題のネライなんですね?」

と、自分から質問してくるまでになりました。

 

それでも、夏休みの終わりの全国模試では、

やっと偏差値49までしか上がってきていません。

理科・社会で伸ばしていますが、英語・数学はそれほど上がっていません。

しかし私は、

「この子は、成績の伸びはゆっくりだけれど、どこかで必ず爆発する!」

という手応えがありました。

 

大爆発の瞬間 

冬休みも、朝9時から夜10時までの特訓です。

「あまり質問がないようだけど、考えられていますか?」

「はい、大丈夫です。問題と会話している感じで、意図がつかめてきました!」

 

「あっ、この子はもうすぐ爆発するんじゃないかな!」

そんな手応えを感じました。

 

そしてセンター試験です。

自己採点では682点。過去最高点です。

志望校のA判定を勝ち取りました。

 

「私は、問題を解こう、解こうとばかり思って、自分のことしか考えていませんでした。最後の方では、問題をなんども読み返してあげると、問題の方から、ここはこう考えて、って教えてくれると思うようになりました。」

 

まじめに勉強を重ねてきた子だから、理解力や知識の点では申し分ありませんでした。得点が上がらなかったのは、自分サイドで問題を捉えていたからなんです。この子が言っていたように、問題と会話をする姿勢で取り組めば、もっと違った側面から考えることができるのです。

 

とても手間のかかる生徒でしたが、期待に応えてくれました。

ほんとうにありがとう!

涙、涙のお別れが、もうすぐやってきます。