花粉の飛散シーズン到来、誤情報と対策を考えます
花粉の飛散シーズンが始まります。花粉に敏感なあなたは、早くも憂鬱な気持ちになっているのでしょうね。
飛散開始時期はいつごろ?
今年のスギ花粉の飛散開始は例年並みの予想です。
九州北部や中国・四国・東海の一部では、2月上旬から始まる見込みのようです。
飛散量の全国平均は、例年の1.2倍、少なかった昨年の4.4倍になると予想されています。
でもね、スギ花粉は飛散開始と認められる前から、わずかな量ですが飛び始めますから、1月のうちから花粉対策を始めたほうがよいでしょう。
ピークはいつごろ?
花粉シーズン中の気温や総飛散量にもよりますが、今のところピーク時期は例年並みと予想されています。
スギ花粉のピークは、福岡で2月下旬から3月上旬、高松・広島・大阪・名古屋・東京は3月上旬から中旬と予想されます。
スギ花粉のピークが終わった後は、今度はヒノキ花粉がピークを迎えますので、まだ、安心はできませんね。
ポールンロボ情報を活用しましょう
花粉の飛散シーズンに備えて、気象情報会社ウエザーニュースでは、「ポールンロボ」で全国に観測網を作って、花粉症対策に役立つ情報を提供してくれます。
この情報は、スマホのアプリやウエブ上で無料公開されます。
アドレスを貼り付けておきますので、参考にしてください。
外出時の花粉症対策
○花粉の飛散の多い日や、飛散の多い時間帯(概ね午後1時から3時ごろ)には、外出を控えるようにしましょう。
○外出時には完全防備をしましょう。帽子・メガネ・マスク・マフラーをつけて、衣服もできるだけツルツルの素材のものを着るようにします。
○帰宅時には玄関に入る前に、花粉を払い落としてしまいましょう。室内に持ち込まないように心がけてください。
○すぐに、うがいや洗顔をして、洗い流します。
家の中での花粉症対策
○花粉の飛散が多い時には、ドアや窓をしっかりと閉めて、花粉の侵入を防ぎます。
○掃除をこまめに行う。フローリングの床は、拭き掃除をすると効果があります。
○空気清浄機を活用しましょう。今の空気清浄機には、イオンによって浮遊している花粉を吸い寄せてくれる機能が付いているのがほとんどです。これはすごく効果があります。とくに、就寝時にはとても効果があります。
こんな誤情報を信じてはいけませんよ!
雨や曇りの日は、花粉飛散量が少ない
雨の日は花粉の飛散は少ないでしょう。でも、雨の日の翌日には、雨で落ちた花粉が乾いて再び飛散するので、飛散量は大幅に増えます。
曇りの日でも、風が強い日などは要注意です。
どんな服を着ていても大差ない
衣服についた花粉を屋内に持ち込むと、家の中に花粉が溜まってしまいます。ですから、外出時にはウールなどの花粉のつきやすい素材の服は避けましょう。また、静電気は最大の敵です。市販の花粉がつきにくくするスプレーなどを活用しましょう。
ドラッグストアの薬で十分
市販の鼻炎薬は、第1世代の抗ヒスタミン薬や第2世代の薬品の複合薬が中心です。それに対して、医療機関で処方される薬は、第2世代の抗ヒスタミン薬よりも新しいものが主流なんです。つらい症状になる前に、お医者さんに相談されることをお勧めします。
風邪でもなんでもそうですが、つらい症状になってしまわないように、出来るだけ早いうちの対策をしましょう。それでも重い症状になりそうでしたら、すぐさまお医者さんに相談しましょう。早めの対策が功を奏しますから。